2016.4.2 イソヒヨドリ

今ではすっかりおなじみのイソヒヨドリ。20年前はこれほど頻繁に出会う鳥ではなかったように思います。長崎に戻ってきた最初の春、聞いたことがない複雑できれいな鳴き声の主を探したところ正体はこの鳥でした。

 

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町のあちこちで繁殖しているらしく3月頃からオスがしきりに鳴きはじめ、オス同士睨み合い縄張りを争って鳴く姿や、羽を大きく広げメスにアピールするところなど春の間中見ることができます。

 

 

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子育て中の時期は「ゲッゲッ」「ヒッヒッ」と普段とは違う鳴き声をよく聞きますが、もしかしたら巣の近くを知らずに通ってしまい警戒されてるのかな?夏には巣立ったばかりの雛が親鳥に餌をねだる可愛らしい様子も観察できます。

 

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冬の間、庭木に果物をさしているとイソヒヨドリも食べにくることがあります。ダンゴムシ・カマキリなど昆虫もよく食べてますし、本来は海辺の岸壁に住む鳥なことを考えると割と何でも食べる鳥なのかもしれません。

 

屋根をチョコチョコ歩き柵の上をチョンチョン跳ね人を恐れず近寄ってきて愛嬌がありますが、オスの目つきはよーく見るとちょっと怖いです。