2017.10.1 コサメビタキ・ホオジロ

2016年から再び鳥に興味を持ち始めたものの近所でエナガコゲラヤマガラなど見るのみで「わざわざ出かけて鳥を探す」ことはしていませんでした。

そんな2017年の春、フクロウの鳴き声を裏山で聞きました。その頃わたしは長崎にフクロウがいると思いもしてなかったので半信半疑のままインターネットで色々と検索し、たどり着いた先のブログでフクロウだけでなく長崎市内でたくさんの野鳥と会えることを知りました。しかも馴染み深い稲佐山にもまだ見たことのない鳥がいるらしい...これは行ってみなければ、と思い涼しくなる秋を待ち期待を胸に登ったのがこの日です。

 

そして最初に出会ったのがこの鳥。

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コサメビタキです。肉眼で何の鳥が分からず家のPCで写真を拡大してようやく名前が分かりました。視力がよくないため今でも初めて会う鳥は「なんとなくいつも見る鳥とはちがうな」とは思ってもその場ではっきり分からないことが多く、もっとちゃんと観察しておけばよかった!と悔やむこともままあります。

 

コサメビタキは渡りの時期になるとほぼ必ず見られる鳥ですが、いの一番で会えたのがこの鳥だったからこそ、その後何度も稲佐山へ行くモチベーションになったと言ってもいいでしょう。何度会っても嬉しくなるカワイイ小鳥です。

 

その後見たのはホオジロ

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今ではヒヨドリ並みに「いるのが当たり前」になってるホオジロも、見たのはこの日が初めて。留鳥でいつ行ってもいますが巣や雛を見たことはまだないなあ。稲佐山では草スキー場などひらけた場所にいて、「一筆啓上奉り候」と聞き做しで表される囀りは周囲によく響き渡ります。

 

2016.5.17 ミゾゴイ

夜、家の外から変な音が聞こえてくる... 

streamable.com調べるのにかなり時間かかりましたが、どうやらミゾゴイの鳴き声。なんと絶滅危惧種。裏山にいるとは...!と当時かなり興奮し鳥熱が高まるきっかけにもなりました。

ですがしっかり鳴き声を確認できたのはこの年だけで、2017年は一瞬、2018年からは聞くことができていません。また来てくれることを心から願ってます。

 

2016.4.2 イソヒヨドリ

今ではすっかりおなじみのイソヒヨドリ。20年前はこれほど頻繁に出会う鳥ではなかったように思います。長崎に戻ってきた最初の春、聞いたことがない複雑できれいな鳴き声の主を探したところ正体はこの鳥でした。

 

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町のあちこちで繁殖しているらしく3月頃からオスがしきりに鳴きはじめ、オス同士睨み合い縄張りを争って鳴く姿や、羽を大きく広げメスにアピールするところなど春の間中見ることができます。

 

 

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子育て中の時期は「ゲッゲッ」「ヒッヒッ」と普段とは違う鳴き声をよく聞きますが、もしかしたら巣の近くを知らずに通ってしまい警戒されてるのかな?夏には巣立ったばかりの雛が親鳥に餌をねだる可愛らしい様子も観察できます。

 

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冬の間、庭木に果物をさしているとイソヒヨドリも食べにくることがあります。ダンゴムシ・カマキリなど昆虫もよく食べてますし、本来は海辺の岸壁に住む鳥なことを考えると割と何でも食べる鳥なのかもしれません。

 

屋根をチョコチョコ歩き柵の上をチョンチョン跳ね人を恐れず近寄ってきて愛嬌がありますが、オスの目つきはよーく見るとちょっと怖いです。

 

2016.3.22 ルリビタキ・アトリ

小学生のとき鳥が好きでよく子供用図鑑を眺めていました。進学・就職で長崎を離れ、久々に戻ってきた地元でまた鳥を見るようになるきっかけがこの日でした。

 

花見で出かけた神社でルリビタキとアトリの小さな群れに出会いました。

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アトリは見るのも初めてだったので最初は名前も分からずインターネットで検索して渡り鳥だということを知りました。

近所にはヒヨドリメジロ・ウグイス・シジュウカラセキレイ類くらいしかいないと思っていたので、見たことない可愛らしい鳥と偶然会えた嬉しさでとても興奮しました。これが鳥見にハマるきっかけとなりました。

 

ちなみにこの神社にはその後何度も通ってますが、ルリビタキとアトリを見たのは今のところこの日のみ。最近はメインが稲佐山周辺になったのであまり行っていないため、実は今もいろいろ来ているのかもしれません。